油絵の具を最後まで使い切ってみましょう
絵の具チューブを徐使っていくと、最後の部分(フタの近く)に絵の具が残ってしまうことがあります
普通に使い切ります
チューブのお尻のほうから鉛筆などで押し出すなどして、まずは普通に使い切っていきます
※写真のような土性系の絵の具(写真はイエロー・オーカー)やシルバーホワイトなどは、使用している間にチューブの中で徐々に固まってしまうことも多く、結構な量の絵の具がチューブに残ってしまうこともよくあります。
これ以上はもう、力でぐいぐい押しても出てきてはくれません(写真)
チューブをちぎります
硬くなった絵の具が詰まってしまうのはチューブの根元の部分、
この少し下を写真のようにちぎります。
手でちぎることもできますが、力の足りない人は鋏で切ってもよいでしょう
今回、取り上げてみると結構な量の絵の具が残っていました
注
たとえばイエロー・オーカーを例にとってみると、
発売しているメーカーによって軟らかく練ってあるものもあれば、硬く練ってあるものもあります。
写真のものは硬めの練りで、つまり元々少なめの油で練ってあるために絵の具の流動性は低く、チューブからも出てきにくいわけですが
これが悪いということではありません
これとは逆に、フタを開けるとチューブから滴り落ちるほど多くの油で練ってある製品・メーカーもありますが
これが良いというわけでも悪いというわけでもありません。
油絵の具は顔料(粉末)をオイルで練って作るものですから、
チューブの中で長期保管することになるその油を、
少なめにしておこうという考え方も
良質な油をたっぷり使っておこうという考え方も
共にメリットもあればデメリットもあることになるのです
絵の具を取り出す
チューブの根元部分から、ペインティングナイフなどで残っている絵の具を取り出します