作家プロフィール Profile
基本データ
作家名:カズヒコ カケガワ (掛川和彦/Kazuhiko KAKEGAWA)
国籍:日本
生年:1966年
1989年 多摩美術大学美術学部絵画科(油画)卒
作品カテゴリ
油彩、及び平面作品 (Painting And Drawing Art)
ビデオ・インスタレーション作品 (Video Installation Art)
活動内容
制作と発表
日本、アメリカ、ドイツに於いての個展やグループ展など、 精力的な作品制作を行い多数の発表実績をもちます
制作・発表の当初より、視覚芸術作品の純粋性を追求していくという一貫したテーマを有し、大学在学中には油彩作品とその問題解決の一手法としてアクリルによる作品と版画(リトグラフ)作品の制作も行っていました
卒業後は直ぐに作家活動に入ります
当初2年程は絵画作品と版画作品の発表を行っていましたが、ニューヨークとシカゴでの発表を機に次第に映像を用いた作品制作へと移行していきます
現在に比べて当時の映像による美術作品の発表は大変マイナーなものでした
そのような状況の中で私が辿り着いたのは、ホワイト・キューブと呼ばれる現代美術のギャラリー空間を「白い洞窟」に見立て、そこにプロジェクターを用いて作品映像を投影するというスタイルでした。
時にはモニターによる発表も行いましたが、基本的にはこのプロジェクターによる作品の発表を続けていきます
1993年より始まったこの映像作品の制作はその後約10年に渡って続けていくことになります。その間にドイツに於ける2度の個展、国内公募展での大賞受賞などがありました、また近年(2018年)ではドイツに於いて当時の作品の招待展がおこなわれました
そしてこれらの制作と発表をおこなっていく中で「視覚芸術の純粋性を追求する・映像による美術表現を突き詰める」というテーマの大きな部分については或る程度の結論と或る程度の到達点に達したように感じ、2000年を境にして次第に平面作品を中心とした制作とその発表に回帰していきます
もともと 絵画 を追求し理解するために版画や映像を旅してきたわけですが、こうして一巡してみますとやはり 描く ということが最も尽くしがたい深さをもった表現形態なのだという実感です
そこには目立った派手さはありませんが、ごく普通に、そして尋常でない深さを有することができるのが手わざによる絵画だと思います
ここ20年ほどはそうした意識で制作をおこなっています
指導
デザイン専門学校の主任講師やカルチャーセンターの油絵の講師などを長く務めてきましたが、
現在では自宅のアトリエを開放しての少人数制の絵画・デッサンの教室(小野路デッサンと絵の教室、2002年~)のみをおこなっています
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